こんにちは、ノーバス馬込校です。
今回は、『問い』ということと『答え』ということについて考えながら、勉強することの意味を考えてみたいと思います。
授業開始のチャイムが鳴りました。先生が教科書のページを開くように生徒たちに言います。ある生徒は退屈そうに、ある生徒は問題に出会える喜びに震えながら、教科書を開きます。中には、教科書なんて開かない、先生の言うことなんてどうでもいいと考える人もいるかも知れませんね。
さて、教科書を開くと、最初に目にするのは各単元の説明にあたる文章だと思います。その下には例題や演習問題が続き、その解説を教師が黒板などを使って行うわけです。しかし、教師の書く言葉一つ一つに神経を割きながら、問題を解き、その上それに対する自身の考察を述べなければならないとなると、やがて段々授業が面倒になっていって、ノートもとらなくなり、ひどい場合、いずれは教科書ですらも開かなくなってしまうでしょう。
人が、誰かに何かを『問う』時、無意識的にある程度その『答え』は予想されているものです。付け加えるならば、予想する答えというのは『問う』人にとって自分に賛成するような、自分と同じような意見になると思われています。日常会話においても、
「○○って良くない?」「××ってヤバくない?」
と聞くとき、
「良いよね〜、○○。」「××はヤバい。あれはガチでヤバい。」
という答え方を、よほどその意見に反対したい時以外はしていませんか?
この時、『問う』側がその答えをある程度予想しているように、『答える』側はある程度『問う』人への同意を心がける傾向があります。この傾向を、学習やテストでも活用できるようになれば、より効率良く問題を解けるようになります。
どうしてこの問題を先生は出題したのか、それに対して自分はどう答えれば良いのか、この2つのポイントを抑えることを意識すると、今後の学習への意識が少しだけ変わるかも知れません。退屈だと思っていた授業を、ちょっとだけでもちゃんと受けてみよう、そう思えるくらいには。
皆さん はじめまして!新しくノーバス馬込校の塾長に着任した八木 健太と申します。以前は近くにありますノーバス荏原町校で、講師として約5年間、塾長として約3年間従事してまいりました。 ノーバス馬込校にすでにある良い文化を継承しつつ、自身の経験を活かして更なる発展に繋げていきたいと考えております。通塾され...
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