
こんにちは。ノーバス荏原町校です。
今日は、共通テストの【情報I】について効果的な勉強法を紹介します。
情報Iってどんな科目?昨年度から始まった共通テストの【情報I】は、多くの難関国公立大学で受験が必須になっています。
配点は主要科目ほど高くないですが、
しっかり対策しないと合格が遠のいてしまう可能性があります。
この科目の特徴は、
実践的な内容が多いこと。
情報技術の基礎知識だけでなく、プログラミングやデータ分析の理解も求められます。
また、他の科目と同じように、
問題文を素早く正確に読み取る力も大切です。
高得点を取るための基本戦略まだ過去問が少なくて不安かもしれませんが、まずは
教科書の基本を早めに押さえることが最重要です。
「主要科目じゃないから後回し」は絶対にNG!計画的に学習を進めましょう。
情報Iは実践的な科目なので、普段からニュースや身の回りの情報技術に関心を持つことも効果的。
気になったトピックがあれば、自分で調べてみる習慣をつけましょう。
また、
模試を積極的に活用してください。
最初は時間内に解けなかったり、点数が伸びなかったりするかもしれません。
しかし、何度も受けることで出題形式や時間配分に慣れ、復習を重ねることで知識が定着し、確実に得点力がアップします!
大問別の攻略ポイント昨年度の共通テストは全4題構成でした。それぞれの攻略法を見ていきましょう。
第1問(小問集合)の対策この大問では、幅広い分野から出題されます。
情報社会の問題解決・著作権などの知的財産権・情報セキュリティ・SNSなどのメディアとコミュニケーション・インターネットの仕組み・コンピュータのハードウェアとソフトウェアなど、本当に多岐にわたります。
単純な知識問題もあれば、論理回路や2進数の計算のように考える問題も出ます。
問題文をしっかり読めば知識がなくても解けることもありますが、
基礎知識があればもっと速く確実に解けます。
教科書や参考書で勉強するときは、重要そうに見えない部分も飛ばさずに読みましょう。
また、実際に手を動かして計算や処理をやってみることで、本番で自信を持って答えられるようになります。
時事問題が出る可能性もあるので、新聞・テレビ・ネットのニュースをチェックする習慣をつけてください。
疑問に思ったことは積極的に調べてみましょう!第2問(データの活用・モデル化とシミュレーション)の対策第2問のAでは、情報システムに関する問題が出ます。
今年はレシートやポイントカードを題材にした問題でした。
データから何が分かるのか、そのデータで何ができるのかを判断する力が求められます。
この分野は、身の回りに具体例がたくさんあります。
コンビニのポイントシステムやAmazonのおすすめ機能など
、日常的に使っているサービスの仕組みを調べてみると、理解が深まります。
第2問のBで扱われるモデル化とシミュレーションも、企業や研究で広く使われている手法です。
問題文と資料をよく読んで、
何を予測したいのか、どんな選択をしたいのかを正確に理解することが大切。
図表から適切に情報を読み取る練習もしておきましょう。
余裕があれば、Excelなどでシミュレーションをやってみるのもおすすめです。
なお、この内容は第4問(データの活用)とも関連が深いので、大問にとらわれず一緒に学習すると効率的です。
第3問(プログラミング)の対策プログラミング問題で最も重要なのは、
どんな問題をどんな手順(アルゴリズム)で解こうとしているのかを理解することです。
実は、一部の設問ではプログラムコードが出てきません!
問題文から、何をどう解決しようとしているのかを読み取る力が直接問われていのです。
問題文では、私たちが直感的にやっていることを、コンピュータが理解できるように細かく分解して説明しています。
つまり、
「相手に分かるように情報を整理して伝える」というコミュニケーション能力が試されているのですね。
もちろん、理解したアルゴリズムをプログラミング言語で書く力も必要です。
問題文に丁寧なヒントがあるので、その場の読解だけで対処できるかもしれません。
しかし、時間内に確実に高得点を取るには、
プログラミングの基本に慣れておくことが必須です。
具体的には、「変数への代入」・「if文(条件分岐)」・「for文やwhile文(繰り返し)」・「配列の使い方」・「関数の定義と利用」といった基礎をしっかり身につけましょう。
共通テストでは独自のプログラミング言語が使われますが、PythonやJavaScriptなど実際の言語で過去問のアルゴリズムを自分で書いて実行してみると、理解がぐっと深まります。
第4問(データの活用・統計)の対策具体的なデータをもとに、そのデータから何が言えるのか、どう分析すればいいのかが問われます。
箱ひげ図、散布図、相関関係と因果関係の違い、回帰分析などが出題される可能性があります。
特に重要なのが
、データから論理的に言えることと、単なる仮説の区別です。
これらは大学に入ってからも、文系・理系を問わず必要になる基本的なスキルです。
教科書の内容を漏れなく理解し、模試を通じてデータ活用の基本に慣れておきましょう。
数学Bの「確率分布と統計的な推測」や、情報Iの「モデル化とシミュレーション」とも関連が深いので、横断的に学習すると効果的です。
【情報I】は新しい科目で不安もあるかもしれませんが、基本をしっかり押さえて、普段から情報技術に関心を持ち、模試で実戦経験を積めば、必ず得点力は伸びます。
新科目だからこそ、積極的に学習を進めることでライバルに差をつけていきましょう!