
こんにちは。ノーバス荏原町校です。
本日は、特に高校受験生向けに公民について述べていきます。
地理や歴史と比べて、公民は聞き慣れない言葉が次々と登場し、制度の仕組みも複雑に見える。
苦手意識を持ってしまうのも無理はありません。
しかし、実は公民は
「正しい学習法」を知っているかどうかで、得点の伸びが大きく変わる科目なのです。
ポイントを押さえて学習すれば、安定して高得点を取ることが可能になります。
そこで、公民の特徴を踏まえた効果的な学習法と、入試本番で得点力を発揮するためのコツをお伝えします。
公民の特徴を理解しよう公民が地理や歴史と大きく異なる点は、「初めて出会う用語が多いこと」と「制度や仕組みが複雑で理解しにくいこと」の2つです。
逆に言えば、攻略の鍵は明確です。
「用語をしっかり覚えること」と「仕組みを正しく理解すること」。
この2点に集中して学習を進めていきましょう。
基礎固めの進め方用語の習得と仕組みの理解がある程度進むと、関連する問題の半分以上は解けるようになってきます。
間違えた問題に出てきた「知らなかった用語」や「理解が曖昧だった仕組み」は、その都度確認すれば十分です。
大切なのは、
短時間の演習を繰り返すこと。正答できる問題を着実に増やし、知識を定着させていきましょう。
公民の4つの分野公民は学習内容によって以下の4分野に整理できます。
現代社会:今の社会の姿や、社会のルールを学ぶ
政治の仕組み:社会の問題をどう解決するかを学ぶ
経済の仕組み:お金の働きや流れを学ぶ
国際社会:他国との関わり方を学ぶ
用語や仕組みが難しいと感じたときは、
「これは日常生活のどの場面に関係しているのか」を想像してみてください。
選挙権のように、まだ実感が湧かないものもあるでしょう。
しかし、テレビで見たこと・ニュースで聞いたこと等と結びつけられれば、理解は一気に深まります。
テーマ学習の段階から応用問題に挑戦しよう一問一答形式の問題で7〜8割正解できるようになったら、次のステップに進みましょう。
資料を読み取って「内容を説明する問題」「正誤を判断する問題」「理由を述べる問題」に取り組んでみてください。
最初は教科書やテキストで見たことのある資料が使われることが多いため、比較的解きやすく感じるはずです。
しかし、入試レベルの「初見の資料をもとに、その場で考えて答える」問題になると、難しさを感じることがあるかもしれません。
知識はあっても、
問題の指示に沿って答えをまとめる力、つまり思考力・記述力が十分に鍛えられていないと、制限時間内に解答をまとめきれないのです。
こうした読解力や記述力は、入試直前の対策だけで身につくものではありません。
また、忘れてはならないのが、公民は中学3年間の最後に学ぶ科目だということ。
地理や歴史に比べて復習に充てられる時間が限られており、応用問題対策まで考えるとなおさらです。
だからこそ、公民の学習では
「各テーマを学ぶたびに応用問題にも取り組むこと」を強くおすすめします。
学習直後に正解できなくても問題ありません。
重要なのは、
「入試では何が問われるのか」「解くためにどんな力が必要なのか」を早い段階で知っておくことです。
学習を進める中で、資料の読み取り方・問題文の意図の正確な把握・解答のまとめ方が身についてくると、得点力は大きく向上していきます。
公民に限らず、受験勉強で「できない」と感じることがあっても、正しい方法でコツコツと努力を重ねれば、必ずできるようになります。
今回ご紹介した学習法を参考にして、受験を有利に進めていただけたら幸いです。